腸内フローラ 白ワイン

テレビ番組でも紹介!白ワインに腸内フローラを改善する効果あり!

2015年の11月中頃、フジテレビ系列のお昼の番組『バイキング』で横浜クリニックの院長である青木晃先生は腸内フローラを改善する効果が期待できる飲み物として白ワインを紹介していました。整腸効果のある食べ物については既に健康系のテレビ番組でも度々紹介されていましたが、アルコール飲料である白ワインに腸内フローラを改善する働きがあるという情報は初耳だったのではないでしょうか。

 

でも実はお腹の健康を維持する方法に詳しい方やワインソムリエの間では、白ワインによる整腸効果が意外に高いことはすでに有名でした。というのも、白ワインは単なるアルコール飲料ではなく発酵食品のひとつでもあるからです。発酵食品が腸内環境に良いことはすでに多くの方がご存知のとおり。腸内の善玉菌の数を増やし、悪玉菌の数を減らすことができれば、腸内フローラも綺麗に整うというわけです。

 

これまで日本では赤ワインの方が人気でしたが、腸内フローラを改善する点では白ワインの方が優秀なのです。その理由は有機酸とアルコールの二つの成分が悪玉菌を適度にやっつけ、善玉菌とのバランスが整いやすくなるからです。とくに有機酸に至っては、赤ワインよりも白ワインに多く含まれていることからも腸内フローラを改善する効果が高いことがわかります。

 

これまで紹介されてきた、腸内フローラを改善する食品と白ワインとではどちらに高い効果が期待できるのか。これは一つの食品が与える影響に個人差があるため確実なことは言えませんが、便秘外来やがんの専門医もお腹の健康のために白ワインを紹介することがあることからも、腸内フローラを改善する効果は比較的高いのかもしれませんね。

 

白ワインの産地によっては整腸効果が低い場合も

 

お医者さんなどの専門医が腸内フローラを改善するために白ワインを紹介していると、早速スーパーや酒店にお買い物に行きたくなるところでしょう。でも気をつけておくべきことがあります。それは産地です。今や白ワインは世界中で製造販売されていますが、その産地によって整腸効果に違いがあるのです。

 

白ワインの重要な原料であるぶどうは栽培された土地の影響を強く受けます。寒冷地でゆっくりじっくり育てられたぶどうは酸味が強く風味も豊か、温暖地で育ったぶどうは甘味が強く酸味が弱い。先述したように白ワインに含まれる酸に整腸効果が期待できるわけですから、寒冷地で栽培されたぶどうを原料として製造された白ワインの方が、腸内フローラが綺麗になりやすいということですね。

 

また、きれいな腸内フローラを手に入れるために白ワインを利用する場合、ぶどうの品種にもこだわってリースニングと記載されたものを選んでみてください。リースニングと記載された白ワインに使われているぶどうは酸味が強い特徴を持っています。ここまで読んでくれている方であれば、酸味の強い白ワインこそきれいな腸内フローラを目指す近道だとわかってくれていると思います。

 

これまでの説明から腸内フローラを改善することが目的の場合、ドイツ産の白ワインがおすすめです。リースニングの記載の有無、寒冷地で栽培されたぶどうでつくられていることなど、ドイツ産の白ワインは腸内フローラをきれいにするための条件が多く揃っています。もちろんドイツ産の白ワインでも、同じ条件がそろっていれば、便秘の解消や美容にも役立ちますよ。

 

ちなみに、オーストラリアなど温暖な地で製造されている白ワインでも十分に整腸効果が期待できます。ただ、寒冷地であるヨーロッパ地方の白ワインに比べると若干効果が劣ると言われています。寒冷地と温暖地の白ワインによる効果の差は、他の発酵食品を利用して相乗効果を得ることでプラマイゼロにすることもできますので、ドイツ産の白ワインが手に入らなかった場合でもそれほど気にする必要はないと思われます。

 

アルコールを分解できない方は白ワイン以外の発酵食品の利用を

 

ここまで白ワインによる整腸効果について語ってきましたが、重大な欠点があります。それはアルコールを分解できない体質の方が腸の健康を意識して白ワインを飲むと健康を損ないかねないということです。お酒を飲んでアルコールが体内に入ると、肝臓でアセトアルデヒドという有害物質に変わります。本来ならALDHという酵素によって無害な酢酸に分解されるのですが、ALDHの働きが弱い方はアセトアルデヒドを分解できずに有害なまま体内に残ります。

 

少しのお酒を飲んだだけで顔が赤くなる方、または病院の検査でアルコール耐性が弱いと診断された方は、白ワイン以外の方法で腸内フローラのバランスを改善する方が良さそうです。日本にはアルコールを含まない発酵食品がたくさん手に入ります。例えば味噌、納豆、ヨーグルトなど白ワインの摂取量を控えながら、その他の発酵食品を採り入れることで相乗効果も狙えます。

 

ご自身がアルコールに強い体質かを知るには、2つの方法があります。アルコールパッチテストを試すか両親がお酒を飲める方だったかどうか確認する方法の2つです。アルコールパッチテストでアルコール不活性型だった場合は、白ワインの整腸効果はあまり期待できないかもしれません。また、アルコールへの耐性は遺伝するので、父か母のどちらか一方でもお酒が飲めない場合も白ワインで便秘解消などの効果は期待しないほうがいいかもしれませんね。

 

ちなみに、日本人の4〜6%の方はアルコール不活性型です。もしご自身が該当している場合は、白ワイン以外の食品かサプリメントを利用するほうが効果的かと思われます。

 

白ワインに含まれる酸化防止剤にもご注意あれ

 

白ワインの瓶や紙パックの裏面を見ると、酸化防止剤として亜硝酸塩が使われていることがわかります。亜硝酸塩は白ワインの品質を維持するために重要なものですが、体質によっては少量でも頭痛を引き起こすことがあります。アルコールに強い体質だったとしても亜硝酸塩に敏感に反応してしまう体質だった場合はストレスになってしまいます。ストレスは腸の健康にも悪影響があり、腸内フローラを乱す結果に繋がります。

 

ただ、現在多くの白ワインに使われている亜硝酸塩は微量であり健康上害を及ぼすものではありません。日本の食品衛生法で許可されている使用基準である0.35g/kg未満という条件を満たしたものです。私たち成人が毎日白ワインを飲み続けても何ら健康上悪影響が出る数値ではないので、頭痛などの反応がなければ、腸内環境を改善する目的で飲んでも問題ないはずですから安心して利用するといいでしょう。

 

最後に、当然のことながら、白ワインはアルコール飲料ですので健康目的であっても子供に飲ませないようにしてくださいね。